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2005.09.27 魔女
BOOK >> 五十嵐大介「魔女」1・2

また漫画なのですが、こんな物語(オムニバス)を描ける人がいるのか!と久しぶりに感動。

魔女、といっても、彼女たちは、破壊や治癒といった、あからさまな魔力は発揮しません。呪文を唱えるまでもなく、この世には既に盲目的な示威力が溢れていて、新たに強大な魔力を身につけたからといって、その人間は「スモールウィッチ」としか呼ばれない。この物語の魔女たちは、言葉に頼らないやり方で、もっと大きなことへの「気付き」を促すだけ。常識的には非力で、ある意味至極まっとうな感覚の持ち主たちばかりなのです。

「言葉で考えるあなたは、言葉を超えることは考えられない。」
一瞬真に受けて、すぐに矛盾が襲う魔女の台詞。「言葉」でなかったら、その瞬間に「超える」という概念も崩壊してしまうというのに、一体どうやってその事態を伝えたのか…それができるからこそ、彼女たちは真の魔女なのでしょう。この世を嘆き、あるいは執着したことはあっても、世界自体を疑ったことのない人間が、「そもそも世界とは?」という問いを強制的にもたされた時、いきなり足元が透けたような気分になる…。言表不能なその瞬間の出来事を、独特のヴィジュアルに置き換えている作者のセンスが素晴らしい!

描かれている舞台は様々。イスタンブールのバザールの喧騒だったり、欲丸出しの強引な開発が進むアマゾンのジャングルだったり、欧州のどこかの片田舎だったり。それぞれの場所から、静かに、時に劇的に、「本当に目を開いて見ているの?」という問い。

この物語に魅入られてるとき、一番の魔法使いは、きっと作者なんでしょうけど。
2005.08.23 のだめ
読み出したら止まらなくなりました。のだめカンタービレ。

漫画なんですが、物語と音楽の重ね方がイイですね。音楽そのものの描き方も好感が持てるし。のだめの極端な落ち込みようがかわいかったり。

ぎゃぼー

とか、

むきゃー

とか、
そのうち平気で使ってしまいそうでコワイです。(笑