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Live : Petiscos Natal クリスマスファドライブ
Player : 津森あかね & エスキーナ・ド・ソン(Esquina do Som)
Place : ぺてぃすこす(東京・学芸大学)
Date : 2006/12/10 18:00 OPEN / 19:30 START

今年最後の津森あかね&エスキーナ・ド・ソンのライブを、学芸大学駅近くの小さなポルトガル料理店「ぺてぃすこす」で。
想像より更にアットホームな造りと雰囲気だったお店に集まっ新てくるのは、やはりポルトガルが大好きな常連さんが殆ど。
いきなり独りで行ったら、場に馴染めないところでしたが、ブログを通じてAlegreさんにいろいろ情報を頂いていたため、行きつけの店でくつろぐようにライブを楽しめました。むぃーと・おぶりがーだ。

演奏者とも距離が近くて、いろいろお話させていただき、ファドもより身近に。
ファド・カスティーソ(Fado Castiço)という、より古典的で基礎的な形式では、曲と詩にそれぞれ独立した定型があるそうです。時々津森さんが、「○○という詩を××という曲で歌います」と説明することの意味が、ようやくわかりました。ちなみに、曲と詩が対になっているファド・ムジカード(Fado Musicado)」という形式もあり、例えば、ペソアの詩に曲をつけました、という新しい創作系のファドの場合も、こちらに入りますし、かなり古い有名曲もあるようです。

カスティーソにおける詩と曲の組み合わせは、行数が合う限り自由で、どの曲を何の調で歌うかということも、直前にファディスタからギタリシュタに伝えられることが珍しくないそうです。
つまりギタリシュタは、どの曲でも即座に移調して弾けてこそホンモノということになりますが、なんとそのシーンを目撃できることに。
ぺてぃすこすの常連さんには、ポルトガル語でファドを歌える方も少なくないのですが、ライブ後に、そういう店ならではの「ファド・ヴァディオ」(Fado Vadio = 自由参加型のファド、つまりのど自慢)に突入しました。

「歌詞見ないと歌えないよ〜!」と言っていたAlegreさんは、津森さんに歌詞ノートをささっと手渡され、先陣を切らされてしまいました。しかしいざ歌い始めたら、何の準備もないのに、凄い声量と声の伸び!そして正確な音程と味のある声質!なんとか伴奏をこなしきった月本さんも、「こんな声の人、(ポルトガルに)いるいる!」と感心するほど。いやはや恐れ入りました。

さらに別の女性のお客さんが、また全然別の雰囲気で歌い、まるでアルファマのファドハウスにいる気分(行ったことないけど)。なかなかおいしい食事も、クリスマス・スペシャルのガトー・ショコラで〆になって、かなり満足度の高いライブになりました。
Live : デュオライブ &ホーダ・ヂ・ショーロ形式ワークショップ
Player : 熊本尚美(flauta) パウロ・アラガゥン(Quarteto Maogani)(guitar 8 cordas)
Place : Cafe Dufi(名古屋・新栄)
Date : 2006/12/09 Live:19:00- / Roda de choro:21:00-



熊本尚美さんが来る時はなぜか仕事も忙しい、というパターンは前回と同じ。結局、今日もパウロ・アラガゥンとのデュオライブには間に合いませんでした。

でも、いいんです!その後のレッスン形式のホーダ・ヂ・ショーロだけは出ておきたいと思ってたのですが、なんとか間に合いましたから。今回は夜のプログラムだったので、ホーダは20:30過ぎの開始でした。
講師陣がご休憩の間に、まずは肩慣らしを兼ねたホーダが参加者によってスタートしました。



さて、次は再び尚美さんたちをお迎えして、公開ホーダレッスンです。パウロ・アラガゥン講師により、ショーロの生い立ちから成立過程の説明を受けているところ。尚美さんは通訳+補足説明。そこから自然にショーロの構造説明へと話が移っていったため、短い時間ながら、非常に明快で実践的な内容でした。

そして課題曲のひとつ、"Cochichando"を例にとりながら、リズムやフレージング、ダイナミズムなど、要はショーロをより音楽的に演奏するための基礎中の基礎を教えていただきました。いや〜、こういう環境でソロをとるのは、いつもの数倍緊張しますね!運指に不安のあったCメロは、やっぱりもつれて酷いことに(笑



もうひとつの賑やかな課題曲、"Na Glória"(合いの手で入れる「ナ・グローリア」が「ナゴーヤ」に聴こえる)は、受講者の希望(主に旋律担当)もあって、最初は超スローペースでスタートしましたが、これじゃかえって難しいし、曲の良さが出ないでしょ、ということで、すぐにペースアップ。
最後は、なかなか良くなってきましたョ、という評価をしていただき、お客さんからも拍手が起きました。

レッスン後は、受講者によるホーダが続きます。曲は、"Cadência"や"Coce de Côco""Noites Cariocas""Manga Rosa""De Bem com A Vida"等、普段名古屋ホーダの面々が演っているものです。
レッスンが無事終わった安心感からか、それともCafe Dufiの雰囲気がそうさせるのか、まったりムードに包まれてゆきます。



そして、23:00手前で本日のプログラム終了。充実感と軽い疲労感が入り混じって解けてゆくところ。みなさん、お疲れ様でした!
今冬も、ショーロ・フルート奏者、熊本尚美さんがブラジルより一時帰国し、ちょうど今日から、東京Praça 11を皮切りに、各地でライブが行われます。
http://www.choro-flauta.com/shows/index.html
今回はツアーメンバーとして、若手凄腕ギター集団クァルテート・マオガニ(Quarteto Maogani)のパウロ・アラガゥン(Paulo Aragão)が8弦を抱えて参加しているため、既にプラッサのホーダ・ヂ・ショーロは熱く盛り上がっている頃でしょう。

名古屋は今週末、以下の日程でライブ及びホーダが行われます。既に日曜のCafe Milou(カフェ・ミル)は、前後半とも満席となってしまったようですが、前日のCafe Dufi(カフェ・ドゥフィ)は、まだ席に余裕があるようです。
特に、Cafe Dufiのライブ後に行われるオフィシーナ形式のホーダは、ここ名古屋でのみの開催です。
ホーダの時間帯は、演奏者以外は通常営業のカフェとしてDufiを利用できるので、ショーロを良く知らないので、ライブをわざわざ観るほどでは・・・と言う方でも、ショーロの面白さを一番良い形で知っていただく機会ではないかと思います。

●2006年12月9日(土) デュオライブ &ホーダ・ヂ・ショーロ形式ワークショップ
名古屋 Cafe Dufi(カフェ デュフィ)
http://www.grappee.com/weekly/cafe/ca020327/top.html
18:00open 19:00start 21:00〜公開ホーダ・ヂ・ショー ロ稽古
¥3,000/当日¥3,500(オーダー別)+受講者は ¥1,500
名古屋市中区新栄3-17-11 TEL:052-263-6511

●2006年12月10日(日) フルート&ギ ターデュオライブ
cafe milou(カフェ・ミル)
http://www.geocities.jp/zokusama/motoyama.htm
18:50open 19:00start/20:30open 20:40start(2 回公演入れ替え制)
¥2,200(1回分)/¥3,900(2回通し)
名古屋市千種区楠元町2-35-1F TEL:052-764-4936

楽器をやられる方なら、名古屋ホーダの面々がビシビシ指導されているのをみれば、「なーんだ、あんなヘタクソがやれるんなら、俺だって!」と思うかも?
とにかく、なかなか裾野が広がらない名古屋のショーロ愛好者層が少しでも増えて、ライブ等が盛んになるきっかけになってもらいたいものです。
とはいえ、過疎なこのブログにこんなにギリギリのタイミングで書き込んでも・・・この記事見て来る方はいないでしょうねぇ(汗