| Home |
2006.08.18
墨東タンゴ
車窓から暗い水面を見下ろす。隅田川を越えるのは、本当に久しぶりだ。かつてこの辺りは何度も通った場所だけど、まるで初めて訪れる土地に感ずるような不安と、妙に懐かしい感情とが混ざり合った、不思議な気分になる。
フルートでタンゴ、しかも場所が東向島。一体どんな音が聴けるんだろう。他の楽器に負けないんだろうか。
そういえぱ、バンドネオンが主役になる前は、フルートが旋律を担当していたのだという。ピアソラが遺した「タンゴの歴史」という作品を、クラシックのエマニュエル・パユが室内楽的に吹いているのは聴いたことがあるけど、まさかあんな感じじゃないだろう。
東向島で東武を降り、旧い街らしく蛇行する道を辿ると、プチ・ローズはすぐに見つかった。お酒も飲める喫茶店という雰囲気のお店だった。キッチンに面したカウンター席を抜けると、テーブル席があって、一番奥がステージというレイアウト。雰囲気は違うけど、昔よく行った小岩のフルハウスもこんな造りだったと思い出す。マスター、元気かな・・・
ちらほらお客さんが集まりはじめたところでライブスタート。<EL FUELLE(エル・フエジェ)>は、バイオリンの江藤有希さんを介して知ったバンドだけど、今日は江藤さんは不参加で、コアメンバーの佐藤美由紀さん(ピアノ)、スズキイチロウさん(ギター)に、フルートの北沢直子さんが加わった最小ユニット。
しかし、聞こえてきた音は、最小どころではなかった。驚いたのは、フルートの力強さ。まるで魂に直結しているかのような、情熱的な音色。単純に楽器の練習を重ねたとしても、決してあの音には到達しないだろう。なにか、決定的に異質で音楽的なものを、この人の音は持っている。
ジャズのようにインプロビゼーションもふんだんに展開していたが、芯にある冷静さは決して失わないので、非常に聴き応えがある。ピアノの佐藤さんの、キャラと正反対の豪快な弾きっぷりや、オリジナル曲が好印象のギターのスズキさんのプレイも、負けず劣らず良かったけど、この夜は、楽器の概念を書き換えてくれるほどの、北沢さんのフルートに、すっかり魅入られてしまった。
すごいじゃないか、下町にこんなプレイヤーがいたなんて。ジャズの方ではジェレミー・スタイグばりの演奏を聴かせるのだという。いつかその音も、どこかで。
フルートでタンゴ、しかも場所が東向島。一体どんな音が聴けるんだろう。他の楽器に負けないんだろうか。
そういえぱ、バンドネオンが主役になる前は、フルートが旋律を担当していたのだという。ピアソラが遺した「タンゴの歴史」という作品を、クラシックのエマニュエル・パユが室内楽的に吹いているのは聴いたことがあるけど、まさかあんな感じじゃないだろう。
東向島で東武を降り、旧い街らしく蛇行する道を辿ると、プチ・ローズはすぐに見つかった。お酒も飲める喫茶店という雰囲気のお店だった。キッチンに面したカウンター席を抜けると、テーブル席があって、一番奥がステージというレイアウト。雰囲気は違うけど、昔よく行った小岩のフルハウスもこんな造りだったと思い出す。マスター、元気かな・・・
ちらほらお客さんが集まりはじめたところでライブスタート。<EL FUELLE(エル・フエジェ)>は、バイオリンの江藤有希さんを介して知ったバンドだけど、今日は江藤さんは不参加で、コアメンバーの佐藤美由紀さん(ピアノ)、スズキイチロウさん(ギター)に、フルートの北沢直子さんが加わった最小ユニット。
しかし、聞こえてきた音は、最小どころではなかった。驚いたのは、フルートの力強さ。まるで魂に直結しているかのような、情熱的な音色。単純に楽器の練習を重ねたとしても、決してあの音には到達しないだろう。なにか、決定的に異質で音楽的なものを、この人の音は持っている。
ジャズのようにインプロビゼーションもふんだんに展開していたが、芯にある冷静さは決して失わないので、非常に聴き応えがある。ピアノの佐藤さんの、キャラと正反対の豪快な弾きっぷりや、オリジナル曲が好印象のギターのスズキさんのプレイも、負けず劣らず良かったけど、この夜は、楽器の概念を書き換えてくれるほどの、北沢さんのフルートに、すっかり魅入られてしまった。
すごいじゃないか、下町にこんなプレイヤーがいたなんて。ジャズの方ではジェレミー・スタイグばりの演奏を聴かせるのだという。いつかその音も、どこかで。
| Home |

