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2008.01.21
まだ演ってた

CINEMA : パンズ・ラビリンス(Pan's Labyrinth)
TEATER : 新宿ガーデンシネマ
DATE : 20080120
身の回りにいろいろ動きがあって、春の嵐のように過ぎた年末年始。
すこし自分を見失いかけていた気がするので、バランスを取り戻すために、そのきっかけになればと思って、映画でも観ることにしました。
ひとつ、前々から観たいと思っていた作品がありました。
封切からかなり時間が経っている単館系の作品ですが、ダメ元でチェックしてみたら、新宿ガーデンシネマの最終日曜に間に合いました。
パンズ・ラビリンス。舞台は、フランコ政権下のスペイン。
出口の見えない現実世界と、子供にしか見えない幻想世界とが同時進行してゆく、大人の残酷童話。
ものすごく切ないラスト。
主人公の魂を除いては、誰も救われない結末を迎えるのだけど、でもそのために、現実とファンタジーとがそこで妥協なく融合し、この作品の魅力を決定付けていました。
監督はメキシコ出身のギレルモ・デル・トロ(Guillermo Del Toro)という人ですが、この作品を観るまでは全く知りませんでした。
あの国は、時々破天荒で面白いものが出てくるという魅力がありますね。
久しぶりに観る映画としての異化作用は申し分なく、情動を撹乱され、押し流され、洗われ、固着しかけていた感性を再びときほぐしてくれたような気がします。
映画館を出たの現実を、自分を含めて変えてくれるような魔力はないけど、再びまっすぐ向き合ってみよう、という気力を少し取り戻してくれたことは確かです。
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